予防歯科でいつまでも健康な歯を
虫歯や歯周病にかかってしまったら、早期発見・早期治療が大切です。虫歯はごく初期段階を除いては自然治癒することはありません。治療をしなければどんどん進行してしまいます。早期治療ができれば治療も比較的簡単に済むのです。しかし、治療のために削ったり取り除いた神経は元には戻りません。
本当の意味でお口の健康を保つためには、病気にかからないことが大切なのです。東京都多摩市の歯医者、永山駅より徒歩8分の「福嶋歯科医院」では定期検診を中心とした予防歯科に力を入れています。
海外と日本の意識の差
「歯医者は歯が痛くなったら行くところ」――これが昔から多くの日本人の歯科医院に対する認識です。しかしスウェーデンや米国など、歯科先進国といわれる国々では子どものころから「歯医者は虫歯などにならないように行くところ」と教育を受け、予防のために定期検診に通院するのが当たり前なのです。
定期検診を受ける割合が高い国、たとえばスウェーデンでは約9割の方が予防のために通院しているといわれています。一方、日本での割合はほんの数%です。それぞれの80歳における平均残存歯数は約20本と14本だというデータがあります。予防意識と呼応するようなデータです。
親しらずを除いて全部で28本ある永久歯が20本以上残っていると、日常生活にあまり支障がでないといわれています。つまりスウェーデンの80歳の方が自分の歯で生活しているとき、日本では入れ歯などによる生活を余儀なくされていると言えるのです。いつまでも歯の健康を保つために定期健診を活用してみてはいかがでしょうか?
予防するメリット
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メリット1
虫歯や歯周病のリスクの低減毎日のセルフケアとともに、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアを受けるとお口のトラブルのリスクを減らすことができます。
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メリット2
治療費負担の低減予防のための通院で負担する費用よりも、対処療法で治療を重ねたときの治療費用の合計のほうが高くなるというデータがあります。
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メリット3
治療のストレスの低減予防処置は痛みをともなわず、ストレスもほとんどありません。しかし治療の場合は、とくに悪化させてしまうと治療にストレスがかかります。
予防メニュー
定期検診
お口の中の変化には自分ではなかなか気づきません。虫歯や歯周病のチェックはプロフェッショナルの目による定期検診が有効です。歯科医師や口腔ケアのプロフェッショナルである歯科衛生士がお口の状態を確認します。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
歯科医師や歯科衛生士による特殊な器具による歯のクリーニングです。毎日のセルフケアでは落としきれない、歯と歯の間や歯と歯ぐきの溝などのプラーク(歯垢)や歯石を除去し、仕上げに歯面をみがいて汚れの再付着を防ぎます。軽度の歯への着色を落とすことができ、口臭予防にもつながります。
ブラッシング指導
お口の状態は一人ひとり異なるうえ、ブラッシングの仕方にクセがあると汚れがたまりやすい部位が生じてしまうことがあります。お口の汚れをしっかり落とすことができるよう、歯科衛生士が一人ひとりのお口の状態に合わせたブラッシング方法をアドバイス致します。
フッ素塗布
歯の再石灰化を促し、歯質を強化するはたらきが期待できるフッ素を歯の表面に塗布します。虫歯菌の出す「酸」への抵抗力が弱い乳歯や生えたての永久歯の虫歯予防にとくに効果的です。また定期的な塗布により大人の永久歯の虫歯予防にもつながります。
歯周病専門医だからこそできる上質な予防歯科
虫歯も歯周病もなるべく早い段階で異常を見つけることが大切です。当院では、問題を早期に見つけるだけではなく、将来起きるであろう問題も予測して予防歯科を行っています。
大切な歯ぐきを保つために
歯ぐきが下がってきてしまう原因の一つとして、噛み合わせの問題が挙げられます。そのため、噛み合わせを調整したり、マウスピースを装着したりする場合もあります。その他にも、過度のブラッシングが歯ぐきを退縮させる原因となることもあるため、治療後は歯ブラシの使い方も指導し、健康な歯と歯ぐきを保てるようサポート致します。
治療後のメインテナンスと定期検診
虫歯や歯周病はメインテナンスをきちんと行わなければ容易に再発してしまいます。特に歯石やプラークの原因となるバイオフィルム(細菌の塊)は3ヶ月ほどで元の大きさに戻るという事がわかっています。定期健診でこまめに歯のクリーニングを受けることで虫歯や歯周病の再発リスクを下げる事ができます。また仮に病気が発症しても早期発見・早期治療につながるため簡単な治療で済ませる事が可能です。毎日のセルフケアに加えて、定期的なプロフェッショナルケアを受けてお口の健康を守りましょう。
歯周病専門医が在籍する
永山の歯医者 「福嶋歯科医院」