歯周病と全身疾患との関係とは？

歯周病と全身疾患との

関連についてということですけれども、

歯周病といくつかの全身疾患には

関連性があることが分かっています。

 

例えば糖尿病であったり

動脈硬化であったり

腎臓の病気だったりとか、

そういったものと

関連していることが分かっています。

 

例えば

歯周病にかかった方がいらして

心臓の病気で何かしらの病気で

心臓の治療をした方の心臓の血管を調べると

その中から歯周病のバイ菌が

出てくることが分かっています。

 

大体調べていくと3割ぐらいの確率で

歯周病のバイ菌が血管の動脈硬化を起こした

部分から出てくると

これは何でかというと、

お口の中のバイ菌というのは

何もお口の中だけにとどまる必要はなくて

お口の中には血管がいっぱいありますので

その血管から血流に乗って

全身にめぐるということが分かっています。

 

めぐったバイ菌というのは

どこで住みかを作りやすいかというと、

細い血管で住みかを作りやすいので、

心臓の血管、細い血管とか

そういうところで巣を作って

それが血管の中で巣を作るので、

血管の中が膨らんできて

塞いでしまうんです。

 

それで動脈硬化とか心筋梗塞を起こす

原因となっています。

 

また糖尿病も

歯周病と深い関連があって

糖尿病になると歯周病になりやすくて、

歯周病になると

糖尿病になりやすいということも分かっていますので、

これも歯周病を治すと糖尿病が改善して

糖尿病を治すと

歯周病も改善するということも分かっていますので、

現在どうしてそうなるかというのは

詳しく研究が進められている最中なんですけれども、

深い関連があるということも分かっています。