これまで繰り返し歯周病の原因となる因子やその原因であるプラーク、プラークが石灰化して出来る歯石についてのお話をしてきました。
さらに前回は歯周病専門医である当院で実際に使用している歯石の除去に使う道具などのご紹介もしました。
そこで、今回はこの歯石除去治療(SRP)がどれくらいまで効果的なのかを解説させて頂きます。
まずは下の図をごらんください。
歯周病が発症すると、歯の植わっている歯槽骨が溶けてしまい『歯周ポケット』と呼ばれる溝が出来ます。
この溝の深さは3㎜から1㎝を超えるものまで存在します。
通常私たちが持っている計測器だと12㎜までしか検出できません。
SRPによって歯周病を治療できるかは、実はこの深さに関係しています。
ここで1つ研究をご紹介しましょう。
こちらのグラフは歯周病治療に特化した専門家が歯石除去を行なったときに取り残しがあったかどうかを調べた研究です。
この研究結果によると歯周ポケットが5㎜以上ある場合は、ほぼ歯石の取り残しがあることが分かりました。
この研究では形が複雑な大臼歯を使っているため、形が単純な前歯ではまた違った結果が出るかもしれませんが、それでも取り残す確率がかなり高いことが予想できます。
歯石はほんの少し残っていても歯周病が再発する原因になりますので、徹底的に除去しなければ意味がありません。
こういった科学的な背景から歯周病治療の専門病院である福嶋歯科医院では、歯周ポケットが5㎜以上ある患者様には外科治療での歯石除去を推奨しています。
歯周病ときちんと向き合い、根本から解決したいとお考えの方はお気軽に当院までご相談ください。
当院は小田急線・京王線『永山駅』から徒歩8分、京王バス『諏訪神社』から徒歩30秒のところにあります。
しっかりとした診査・診断を行うためにご来院の際は、ご予約をお願いいたします。
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