以前、歯周病の予防に効果的な歯磨き粉について解説をさせて頂きました。
[blogcard url=”https://www.fukushima-dental.jp/2017/10/04/歯周病に効果的な歯磨き粉はありますか?/”]
そこで今回は歯磨きに続いて質問の多かった『歯周病予防に効果のある食べ物』について解説をさせて頂きます。
お口の病気の74%は細菌感染症
まず歯周病も虫歯もどちらも『細菌感染症』です。それも重度の。
私たちは普段の生活の中でバクテリアにさらされながら生きていますが、例えばバクテリアが皮膚を食い破って骨まで溶かすなんて事態にほとんどなりません。
しかし、虫歯は細菌が人間の体の中でも一番硬い、骨よりも硬い「エナメル質」という層を食い破って奥に侵入している状態です。
歯周病は違った種類の菌が歯ではなく『骨』を食い破った状態です。
明らかに異常ですが、多くの患者様、特に歯周病の患者様は比較的、楽観視している方が多いです。
なぜかというとどちらの病気も時間をかけて進むので異常に気付きにくいからです。
歯周病や虫歯が進行する原因
病気が時間をかけて進行するためには、バクテリアが同じ場所に居続けなければいけません。
バクテリアが溜まっていられる環境としてはいくつか考えられます。
- 狭くて深いところ
- いつまでも清掃されないところ
- 粘ついたところ
- 歯並びが悪いところ
これを食事目線で考えてみると、細菌がいつまでも歯にくっついていられないような食事をすればいいことになります。
まず歯にくっつきやすい食品としては次のようなものがあります。
- キャラメル
- クッキー
- おせんべい
- ポテトチップス
どれも食べた後に歯の溝に挟まった経験ありませんか?
こういった食品は歯の溝に挟まるだけでなく、歯と歯の間に挟まったり歯ブラシの届きにくい場所にいつまでも停滞する性質があります。
また炭水化物を含んでいるので細菌の餌になりやすく、病原性を発揮させやすいのです。
歯に停滞しにくい食事
では逆に歯に停滞しにくい食事は何でしょうか?
まずは「食物繊維」の多い食事が考えられます。
ホウレンソウなどは歯に挟まりやすいイメージがありますが、同時に歯の面を掃除してくれる効果もあります。
また食物繊維を食事の最初に食べることで、血糖値の上がり方を緩やかにする効果もあります。
「糖尿病」と「歯周病」は相互に悪化させる関係にあるので、糖尿病に対して気をかけることが間接的に歯周病の予防にも繋がると考えてください。
また糖尿病とも関連しますが、『キシリトール』もとても良い予防食です。
キシリトールの効果
キシリトールは天然の甘味料でとても甘さの強い成分ですが、バクテリアの餌にならない成分なので非常に予防に特化した食品です。
また血糖値に影響を与えにくい食品なので、糖尿病食としても使用されています。
当院は多摩市馬引沢の歯周病予防の歯科クリニックとしてこういった成分の入った食品も積極的に予防治療に取り入れています。
特に当院で扱っているキシリトールは歯科医院専売の高濃度キシリトール食品です。
キシリトールは低濃度でもプラーク抑制に効果がありますが、高濃度のものを継続して食べることで虫歯になりかけた歯を再石灰化させるこうかがあります。
キシリトールを含め歯周病や虫歯を食品目線で予防してみたい方は一度ご相談ください。
[blogcard url=”https://www.fukushima-dental.jp/2017/02/03/キシリトールは歯周病予防に効果があるか?/”]
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