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歯石は歯周病の原因である「プラーク」にカルシウムが沈着して石灰化したものです。
歯石の表面は軽石のようにザラザラしているため、歯石が存在するだけでさらにプラークが停滞しやすい環境ができてしまいます。
そこで今回は歯周病の初期段階である縁上歯石を放置することで、どうなってしまうのかを解説させて頂きます。
歯周病の原因「プラーク」の構造
歯石を構成している「プラーク」は実は単なるバクテリアの塊ではなく、集合住宅の上下水道のような構造が存在まします。
そのため、細菌にとって栄養となるものだけ通して、有害なものは排出することができるのです。
一般的な殺菌剤入りのうがい薬はもともと水を通さない「集合住宅の壁」と取ってきた物質を排出する「下水道」の影響でほぼバクテリアまで届きません。
さらに歯周病菌が潜んでいる場所は「歯周ポケット」と言って歯の周りのとにかく狭い場所です。
つまり、歯石の中の歯周病菌に対してマウスウォッシュを使うことはあまり効果がないと考えてください!!
では、どう言った細菌に有効なのかというと「お口の中に浮遊しているバクテリア」です。
話が逸れてしまいましたが、この「縁上歯石」を放置すると中では細菌が日々出す『老廃物』が溜まっていきます。
あるいは一生を終えた歯周病菌の『死骸』も歯石の中に埋め込まれるように溜まっていきます。
実は歯周病菌の出す老廃物は「外毒素」と呼ばれる毒素なのですが、それ以外にも歯周病菌の体自体が「内毒素」と呼ばれる毒なのです。
この2つの毒により、歯石のすぐ近くの歯茎は炎症を起こし、血管から毒素が血流中に入り込みます。
さらにさらに歯周病の状態を悪化させる「縁下歯石」の足場としての役割も果たしてしまうのです。
当院は多摩市の「歯周病専門歯科医院」として、歯周病の治療や予防のためにプラークや縁上歯石を徹底的に除去しています。
小田急線沿線の方や京王線沿いにお住いの方は是非「永山駅」から徒歩8分の当院までご相談ください。
歯周病なら多摩市永山の歯医者「福嶋歯科医院」
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