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- コーヌスクローネを使った入れ歯治療
コーヌステレスコープ義歯とは
コーヌステレスコープはもともと歯科医療先進国のドイツで開発された治療法で、肉食文化のドイツで育まれた治療法のため、入れ歯でもしっかり咬む力が出せるように設計されています。歯の方に装着される「内冠」と呼ばれる装置とそれに寸分の狂いなく作られた「外冠」と呼ばれる入れ歯に相当する装置の2つのパーツから出来ています。
中等度以上の歯周病の方におすすめの入れ歯
歯周病がかなり進行してしまっている場合、すでに数本の歯が抜けてしまっていたり、残っている歯もグラついたりしていることがあります。このような中等度以上の歯周病の患者様には「テレスコープ義歯」がおすすめです。
東京都多摩市の歯周病専門医が診療する「福嶋歯科医院」では経験豊かな技工士さんと連携して0.1ミリ単位で精密な作業が求められるテレスコープ義歯の中でも特に歯への負担が少ない「コーヌス テレスコープ」を使った治療に対応しています。
コーヌステレスコープの特徴
特徴1:残った歯への負担を抑えます
通常の入れ歯は主に柔らかい粘膜で負担を受け止めているため、噛む度に斜め方向の負荷が歯にかかります。また入れ歯を着脱するたびに栓抜きのような力が作用してしまい、ゆっくりと抜歯するような力が働いています。そのため残っている歯には大きな負担がかかり、寿命を縮め、やがてはその歯を失う時期を早めてしまいます。
一方コーヌステレスコープでは、固定する歯に力が垂直にかかるような精密な設計がされていますので、残っている歯への負担を小さくすることができます。さらに揺れている歯同士を強固に連結する事ができるため歯を固定し、歯に最も負担をかける横方向の力を分散させる事が出来ます。揺れている歯もコーヌスクローネを使い続けることで揺れが収まったという研究報告もあります。
特徴2:残っている歯をきれいに保てます
コーヌスクローネを被せている歯は通常の歯よりもブラッシングがしやすくなります。汚れをしっかり落とせるので、歯周病の再発防止に有効です。
特徴3:残っている歯が少なくても作る事が出来ます
コーヌス テレスコープは歯周病によって多くの歯が抜けてしまっても、最低3本の歯が残っていれば制作可能です。
特徴4:咬む力をしっかりと出す事が出来ます
コーヌステレスコープは一般的な入れ歯と違い、歯と粘膜の両方で咬合力を受け止めるためしっかりと噛む事が出来ます。
特徴5:白金(プラチナ)と金を混ぜた合金を使用しています
コーヌスクローネは設計上、貴金属(白金)を使用しなくてはならないため治療費が高額となります。そのため、義歯を外した際の審美性はあまり良くありません。また、残っている歯を削らなくてはならないといった特徴があります。そのため、当院では上顎はコーヌステレスコープを、下顎にはインプラント治療をおすすめしています。
特徴6:修理やメインテナンスが容易に行えます
コーヌステレスコープは理論上、歯が1本だけになっても使用し続けることができますので、コストパフォーマンスに優れます。
また、当院のコーヌステレスコープは経年的な変化にも対応して分解・修理がしやすいよう設計しています。
コーヌステレスコープへのこだわり
当院では、より良い医療を提供するために、コーヌステレスコープをドイツから日本に輸入した先生の元へ赴き、正確なプロトコールに沿ったテレスコープシステムを採用しています。
また、技工物の制作にも誤差の少ないKaVo社製の咬合器を使用しています。