プラークがたまりやすい原因①『着色』

プラークコントロールの重要性についてこれまで何回かご説明させていただきました。

プラークの中には虫歯の原因となる「ミュータンス菌」や歯周病の原因となる「P.g.菌」といったものが生息していてプラークが若いうちは虫歯菌が優勢で、だんだん成熟してくるとともに歯周病菌が優勢になってきます。

 

そこで、プラークはできてしまった段階で除去するのが望ましいわけですが、私たち専門家はこれをプラークコントロールと呼んでいます。

 

プラークはネバネバした物質なので、つるつるした表面にはつきにくい性質があります。

逆にザラザラした表面はプラークが付着しやすく、唾液中のカルシウムを吸って硬くなると頑固に取れなくなります。

 

このザラザラした表面の代表格が『茶渋』などの着色汚れです。

teeth-stain

「着色汚れ」はコーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶、麦茶などお茶を日常的に飲んでいる方であれば起きる可能性があります。

意外とお子さんでも麦茶による前歯の着色が多いです。

 

またタバコのヤニもかなり頑固な着色汚れの原因となります。

タバコは禁煙後も肺に溜まっているヤニが排出されて歯に沈着するので相当たちが悪いです。

 

着色汚れはプラークコントロールを難しくする要因の1つとなっていますので、お茶を飲むことをやめる必要はありませんが、定期的に歯科医院でのクリーニングを行うことをオススメします。

タバコは歯周病に限らず、全身疾患の原因となるのでやめましょう。

>>エッセンシャル(プラークとは)

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